Barber shop AHEAD バーバーショップ アヘッド
鹿児島市上谷町1005
2024年1月11日オープン
施工／株式会社クリエ
代表 浜田 亨 様
昨年末まで鹿児島市内の理容室に18年間勤めていて、年間1万2千人くらいのお客様を切らせていただいていました。働き始めた当初から自分の店を持ちたいという思いはあったのですが、タイミングがなかったというのと、勇気もなかったし、まず何をすれば良いのかも分からなかったんです。
この場所は元々理容室で、閉店してからしばらく時間がたっていました。この前を通りかかった時にたまたま大家さんがいらっしゃって。「誰かやってくれる人がいないかな」って話をされていて、じゃあ自分がしましょうかねっていう、最初はすごい軽いノリで。それから、1年間ずっとここに通ってこれまでのお客さんの数とか、年齢層とか、地域性とか、色々な話を大家さんから聞いていました。そんな時に、知り合いの美容師さんが独立されてて、ソニックさんを紹介していただいたんです。そしたらもう、そこから一気でしたね。ソニックさんに相談に行く前はビクビクしてたのですが、会ってみると腰の低い、ほんとに優しい方でした（笑）。
自分のお店を持ちたいと思っていても、どうしていいか、動きようがないっていうか、何から始めたらよいのかという感じだったのが、ソニックさんに事業計画だったり、段取りだったり、融資だったり、全部サポートしてもらって助かりました。内装に関しても、手を加えるんだったらクリエさんを紹介しますってことでご紹介いただきました。
内装は以前の床屋のイメージは残しつつ、ちょっと自分色に変えられたら良いなというのがありました。レイアウトはほぼそのままなのですが、一番奥のセット面を1つ潰してこれまでなかったバックヤードを設けています。
そして、壁、床、天井はすべて新しく壁紙を貼って、グレーを基調とした色で統一しました。クリエさんのアドバイスもあり、暗すぎず明るすぎず、落ち着く色ということで。その中でも、セット面側の壁紙はレンガ柄にしてアクセントを加えています。
またセット面のミラーとシャンプーボウルは、ソニックさんから中古で譲っていただいたもの。元々新品で購入するつもりで決めていたミラーがあったのですが、中古で良いのがないかソニックさんに確認したら、丁度近いサイズのものがあって、しかもデザインもこの中古の方が自分のイメージに合っていたんです。ミラーもシャンプーボウルも新品で購入するより、かなり安く手に入れることができてとても助かりました。
セット面の椅子は、元々あった理容室に置いてあったものを使用していますが、シャンプーボウルとの距離にこだわって配置しています。というのも、以前働いていた理容室は前かがみだったのですが、バックシャンプーにして欲しいというお客様も多かった。一方で、前かがみに慣れている人や、そもそもご年配の方の中には腰が曲がってバックシャンプーができない方もいらっしゃるんです。そこで、前かがみでもバックでも両方対応できる距離に椅子を配置することにしました。クリエさんの身長が高いスタッフさんにもご協力いただいたりしながら、色々な人に対応できる距離を数ミリ単位で調整しています。
実は内装工事を進めていく中で、当初既製品を設置する予定で私が発注していたセット面のキャビネットがシャンプーボウルを取付られないことが後から分かったり、レジカウンターが発注されないなどのトラブルあったんです。急遽クリエさんにオーダーメイドで作っていただくことになったのですが、結果的に統一感のあるものに仕上がって良かったです。
前の職場では0歳から100歳まで切らせていただいていました。古き良きバーバーと現代の要素を併せ持つというのがコンセプトなので、このお店でもこれまでの様にどの年齢でも切れるようにっていうのと、やっぱ男はカッコ良くしてなんぼだと思うので、幾つになってもカッコ良くなるためのお手伝いをさせてもらえたらなって思っています。
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